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復活。
2007/09/06(Thu)
 前回は精神的に参ってしまったため、みっともない文を載せてしまい大変申し訳ありませんでした。

 ご覧になって不快になった方、または心配して下さった方がいらしたら、お詫び申し上げます。

 今日からまた、前のように行きますので! がんばるぞ~!


 
 というわけで、今回はコント形式で、2006年公開のアニメーション映画「時をかける少女(監督/細田守」の批評を行いたいと思います。前回の文でご迷惑をおかけしたので、どうかお菓子でも食べながら、楽しんで読んで下さい!

 あ、あとですね。本館の漫画はもうしばらくお待ち下さい(汗)。
 <座談会・アニメーション映画『時をかける少女』について~「その感動は、まさに映画だったからだ」~>


 <出席者/ハルヒン、涼宮ハルヒ、古泉一樹>


 SOS団部室にて。長机を囲みつつハルヒン、ハルヒ、古泉が熱っぽく話す。

ハルヒ「(息を吐いて)…時をかける少女」、本っ当面白かったわよねぇ~。まだ余韻が残ってるわ!」

古泉「そうですね。久々にいい映画をみたという気分になれましたよ」

ハルヒン「お前らのアニメも面白かったけど、これはかなりのものだな。うん」

ハルヒ勿論あたしのアニメが最高だけどね! まぁなかなかやるわね~って感じかしら!」

古泉勿論我々の作品がNO.1であることを認めるにやぶさかではありません

ハルヒン「それはともかく。お前らはこのアニメの、何が一番良かった?」

ハルヒ「(ムスっとして)ともかくって何よ! 後で犬っぽい格好でニャーと鳴きながら町内一周の刑だからっ! (数秒後)…まぁそうね。良かった所はねぇ~(しばらく微笑を浮かべ)、…やっぱり好いのよね! うん。言葉では表せないわ。こういうのは、ごっちゃごちゃ賢しげに語らずに、しっとり感動を胸にとどめておくのが粋なんじゃないかしら」

古泉「(深く頷く)まさにその通り。しかしこのお方は、そういうわけにはいかないようですよ(と、ハルヒンを見る)」

ハルヒン「俺は分析が趣味なんでね。好かったで終わらすわけにはいかんのだよ」

ハルヒだからもてないのね。理屈っぽい男って一番嫌われるのよ」

ハルヒン「だ、そうだよ古泉」

 古泉、両手を広げ、

古泉「僕は時と場所と相手を考えて、自説を披露する時はしますから。あなたのように誰かれ構わずのべつまくなしにまくし立てたりはしませんよ(と、微笑)」

ハルヒ「あと古泉君は格好良いから。カッコイイ人は何をやってもOKだってこと、忘れないようにね!(と、馬鹿にしたようにハルヒンを見る)」

ハルヒン「うぐ…」

古泉「お褒めに預かり、光栄です」

ハルヒン「(イライライラ)話を戻すがっ。…古泉、お前は何が良かったんだ? 自説を披露してもらおうか」

古泉「いいでしょう。では僕の意見を(と、無意味に髪をかきあげ)。この作品の一番良いところは、まさに映画だったから。それに尽きますね」

ハルヒン「俺も同じ意見だ」

ハルヒ「(ハルヒンの顔をじぃ~っと覗き込み)本当にぃ~? …まっ。信じてあげるわ(ぷぷぷ)」

ハルヒン「(このクソガキ…と言いそうになるが古泉の真面目な顔をみてやめる)…本当だよ。古泉、続きは俺が喋って良いか?」

古泉「(無意味に脚を組み直して)いいでしょう。お譲りします」

ハルヒン「(イライラするが気持ちを切り替え)…この『時をかける少女』は青春ものだよな。色々見方があるだろうけど、大きな見方としては、間違っていないと思う」

ハルヒ「そうね。すごく親近感があったし。感情移入してみてたもんね」

古泉「物語の中心である三人は、観客…とくに我々高校生や、またかつて高校生だった人たち、そして高校生になる子たち…。多くの人間に近い普通の人間であり、また理想の姿でもありますね。その共感する部分と理想を馳せる部分のバランス加減が非常に優れていたと思います」

ハルヒン「(頷いて)理想を描けるアニメーションとしての利点を活かして、きれいな世界、憧れの世界を描く一方で、ちゃんと普通の感覚…現実に地続きの部分も丁寧に描いていたよな。それはジブリ以外の作品では珍しく高く広いレベルに挑戦し、また成功してたと思う」

ハルヒ「(頭の後ろで手を組み)なんか鬱屈したマンガとかアニメが多いもんね、最近。楽しいな、幸せだな~って感じる普通のものをもっと作って欲しいわ」

古泉僕達の作品は、そういう娯楽としてなかなかうまくいっていたと思いますね

ハルヒン「(それはともかく)で、まぁ青春ものなんだけど、例えばお前らの作品とは一寸感動が違うんだよな。普通に『楽しい青春だよなぁ』『こういう学園生活って好いよな』という部分で感動したんじゃ、俺はないんだよ」

古泉「仰る事は、解ります」

ハルヒ「(不服そうに)何で~! あたしはそうだけど。まぁ、哀しい部分はあったけどさ」

ハルヒン「いや、楽しいとか哀しいとか、それは勿論あるんだよ。心が動いたわけだから。でもな、最初に古泉が言ったけど、一番の感動の原因はやっぱりこれが映画だった。それ以外の何物でもなかったからだと、俺は思う」

ハルヒ「(顔をしかめて)だからぁ~、ストーリーもよくてさ、音楽も良いし、キャラも、美術もよかったからでしょ! 感動したのは。その映画だったってのは、一体なんなわけ?? (ハルヒンをじぃ~っとみて)あんた…変な宗教とかにはまってんじゃないの?

ハルヒン「俺は無神論者だ(ブツブツ…)。つまりな、映画は映画にならなきゃ、本当の感動はないんだよ。ストーリーや、キャラクターや、その他が幾ら優れていても、『映画』になってなきゃこういう種類の感動はない。別に俺がマニアだからじゃなくて、多分みんな、この映画を好いと思った人は、言葉にできない何かに、心を震わせているんだと思う。キャラ萌え~とかじゃなく、本当に感動した人はね」

 ハルヒ、不服そうに顔をしかめる。古泉、フォローするように、

古泉「そろそろ、映画になっているとはどういうことか、説明した方がいいですね。ハルヒンさん」

 ハルヒン、手をあげて応える。

ハルヒン「映画になっているってのはつまり、他人の人生を描ききっているってことなんだよ、俺の考えでは…。人生を描ききるったって、一生を描くわけじゃない。そんなことしてたら尺が足らないよ(苦笑)。そうじゃなく、人生の本質を描ききるってことだ。これは別に大層な事じゃなく、人間はいつか死ぬもので、それまで何か目的を持って生きる。能動的であろうと受動的であろうと、人間はみな下は生活のため、上は理想のため、絶えず生き続けている。映画はそれを解りやすく、誇張してみせるものなんだ」

 ハルヒン、茶を一口飲み、続ける。

ハルヒン「このアニメの主人公の少女、紺野真琴(こんのまこと)は俺たちが映画で彼女を発見するまでの人生があり、映画を見終わったあとの人生がある。その長い長い道のりが、この100分ほどの映画に表れているんだ。彼女がどういう生き方をしてきたか、今後どうなるか、それはどうでもいいことで、彼女が有限の人生を生きているひとりの人間である、ということが、このアニメを見たら解るのさ。それがつまり、『他人の人生を描ききっている』ということだ」

ハルヒ「(数学なんか社会に出て何の役に立つのよ的な不服顔をして)『他人の』ってのは? 何か意味あんの??」

ハルヒン「勿論。つまり映画の登場人物が観客(自分)とは違う存在であることが、明確に解るということだよ。それが実は一番大事なことなんだ。映画はバーチャルリアリティではない。小説やその他物語表現と同じで、優れたものはみな、人生に対する冷静な距離感…客観性があるものなんだ」

古泉「手塚治虫氏の漫画もそうですね」

ハルヒン「そう。トルストイしかりゲーテしかり…優れた作家の作品は、みなそうだよ。その冷静な距離感こそが、普遍性を獲得し、国や言語を超えて心に届くものなんだ。勿論その文化固有の、限られた人だけが解る面白さはあるよ。ギャグなんかはそうだね」

古泉「まとめると『時をかける少女』が優れているのは、これは紺野真琴というひとりの少女の恋物語であるが、それを通して彼女の歩いてきた、歩いて行く、確かに在る人生がみえるから、単なる恋愛モノとしての感動ではなく、我々観客もまた彼女と同じ人生という短くも長い、終わりがある道を歩いている、一個の人間である…ということを心の奥で感じさせる、優れた『映画』であったから…ということですね。ハルヒンさん」

 ハルヒン、頷いて、

ハルヒン「その通り。付け加えると、この細田守監督という方は、今俺が喋っていた映画についての意見と、近い事を仰ってるんだよ。つまり氏は映画というものを解っていて、それを表現しようとしているといことなんだよな。そしてそれがちゃんと表現できている。まだご本人には不服な所が多いだろうけど、これを意識して、格闘する人は本当少ないんだよ。だから新海誠監督と並んで、本当映画ファン、アニメファンの俺の中では期待の星だよ」

ハルヒ「(じ~っとハルヒンをみて)あんた…細田監督の受け売りを喋ってたの? かっこわる~」

ハルヒン「違うわ!(怒) 俺は今は素人だけど、映画についてず~っと考え続けてきてんの! 将来映画を撮りたいからね…。受け売りかどうかは、細田さんの言葉と比べてくれたら、解る(ムスっとする)」

古泉「だそうですから、細田監督のインタビューを良かったら参考にして下さいね。映画好きならとても読み応えのあるものですよ(にこにこ)」

 
 『時かけ』公開記念放談 細田守×小黒祐一郎 第1回「映画」とは何なのか?


 ハルヒン、最後にお茶をぐいと飲み干して言う。

ハルヒン「でも俺はこの映画を、完全には賞賛してないよ。『映画』になっていたから素晴らしいと思うけど、具体的な物語とか、キャラクターは不満がある。例えば前半部分は無駄が多いと思うし、キャラクターも『痩せた人』が多すぎる。特に映る女の子の殆どがファッションモデルみたいな体型なんだよな。これはキャラクター原案の貞本さん(アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターデザインで有名)が原因とも言えるけど、彼を起用したのは、細田さんなわけだから、これは細田さんの世界観なんだよ」

ハルヒ「それの何が悪いわけ?(ムスーっ」

ハルヒン「これはかなり主観が入った意見だけど、リアリティのレベルがそこで設定されてしまう。理想の体型の女性ばかり出てくる事で、これは萌えアニメ(またはアイドル映画)ととれてしまう。それはこのアニメには、勿体無いと思うんだよ。(強い口調で)萌えアニメが悪いのではないよ? それはジャンルだからね。ただ萌えアニメでは語れない事を、語ろうとしているのだから…説得力を増すためにも、多種多様の普通の女の子を描いて欲しかったと思う」

古泉「でもまぁ、優れた作品であるというのには変わり無いわけですよね、ハルヒンさん的には」

ハルヒン「当然だよ! 俺これすごく好きなんだよ。見る目も自信あるよ。これは、残るよ…」


 ハルヒ、ここで怒りが爆発したように、立ち上がって叫ぶ。


ハルヒ「ていうかあんた何様??(怒) そもそもあたしより目立つってどういうことよ!!! むっか~~~~~~!!!! キョン!! キョンは居ないの!!!??」

 古泉、両手を広げる。

古泉「彼なら用事があるとかで…。長門さんも朝比奈さんも同じ理由で帰りましたね。はて。なんでしょう」

ハルヒ「(顔を真っ赤にして)もしかしてあたしだけのけもんにして皆でどっか行ったんじゃないでしょうね!!(怒怒怒) こんな阿呆オヤジの長広舌に付き合わされて(ムカムカムカ…!!)……許せない!!」

 ハルヒ、鬼のような形相で立ち上がり、部屋を出て行く。鞄も忘れて…。

 

 古泉、彼女の鞄を取り、溜息を吐いて言う。

古泉「そういうわけでして。僕もお暇します。この調子だと『アルバイト』にも行かなきゃならないようですしね…」

ハルヒン「あいよ。んじゃな」

 古泉、ふっと笑ってドアノブに手をかける。と、そのまま言う。

古泉「(微笑を浮かべ)女性相手に話すときは、もう少し考えた方がいいと思いますよ、ハルヒンさん」

ハルヒン「あれは女性かね」

古泉「(大きく溜息を吐いて首を振り)また、お会いしましょう」
 
 出て行く。


 ひとり残されたハルヒン、空になったお茶の缶を見ながら、ぼんやり思う。


ハルヒン(やっぱり俺ってお喋りなんかな…::)



 <座談会・アニメーション映画『時をかける少女』について~「その感動は、まさに映画だったからだ」~ 完>
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コメント
-  -
前回はコメできる状態のときに更新を発見していたのですが、
コメは控えさせていただきました。
理由としては年下の私が何を言おうとも中身が薄っぺらくなりますし、
また軽はずみにコメをしてハルヒンさんに
「バカにしてるんですか?!」とか思われるのを恐れたためです。
なので結果的にこちらが勝手に心配しただけという結果になりました。
復活されたようでなによりです(^^;;


>今コメ

今回はいつぞや私の絵(蒼星石絵だったかな?)にしてくださったものと同じ形式ですねw


限られた時間をアニメという柵で分割して描くのではなく、限られた時間を映画という柵で1つにまとめて描くから素晴らしい・・・・・・ということなんですかね?
どうも私は物分かりが悪いようで・・・困りものです(苦笑
2007/09/07 13:08  | URL | 銀髪 #zgUyPM1.[ 編集]
- 返信(銀さん) -
 本当いつも有難うございます。いや~(苦笑)。すみませんあんな記事書いて(汗)。もう元気ですので…。ご心配をおかけしました。

 ここはカウンターもつけてないし、何人の方が見て下さっているのか分からないのですが、多分ドン引きされたかと(滝汗)。もう誰も読んでくれないかな…と思っていましたが…。銀さん有難うございました。

 今回の記事が解り難かったようで(汗)。す、すみません…orz。後日この返信欄を編集して追記します。

 今は取り急ぎコメントへのお礼だけをさせて頂きます。

 コメント有難うございましたw。
2007/09/07 21:22  | URL | ハルヒン #JalddpaA[ 編集]
-  -
>本当いつも~・・・~・・・書いて(汗

どう致しましてw人なんですからそんな記事を書きたい気分になるときもありますよw
元気になられたなら問題ないですw

>ここは・・・~・・・ましたが・・・。


ならこの際にカウンターつけたらいいのでは?w(ってオイ


>今回の記事が・・・~・・・追記します


いえいえw私の理解力が乏しいせいですよw
追記のほうはごゆっくりw


そういえば最近絵板の硬直が熔け始めましたねw
この感じなら急いでコメ復帰しなくても大丈夫そうですねw
2007/09/12 16:06  | URL | 銀髪 #zgUyPM1.[ 編集]
- 返信(銀さん) -
 後日とはいつなんだと自分に文句を言いたくなる今日この頃(大苦笑)。後日といってまだコメントしていないところが他にもあるのですよ(滝汗)。本当皆さんには申し訳ないです…。

 カウンターは正直付け方が解らないのです(苦笑)。HPにはつけているのですが…。
 
 あと自分でここは(記事の見直しのため)良く見るので、自分でかなりカウンターを回していますので、やはり要らないですね(苦笑)。

 
 追記は、新しい記事として書かせて頂く事にしました。そちらをお暇な折にでもご覧下さい。


>この感じなら急いでコメ復帰しなくても大丈夫そうですねw

 え~(苦笑)、実は私はもう板から撤退したので…orz<ヒー! 以後の投稿作にはしばらくコメント出来ないのですよね…。

 まぁそうは言っても銀さんにも事情がありますから、それに合わせて板へのコメントを行って下さい。 
 
 
 コメント有難うございましたw。
2007/09/13 00:42  | URL | ハルヒン #JalddpaA[ 編集]
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